大日如来縁日(旧暦7月27~28日)
直違橋6丁目の道澄寺では、大日如来さまとお地蔵さま、合わせて22体の石仏をお祀りしています。
大日如来さまは、宇宙の森羅万象を包み込む究極の仏でありながら、生命あるすべてのもののうちにおられ 安寧、安心をもたらすと言われています。 昔は、街を歩けば、寺院だけではなく、そこここで石仏に出会いました。 大方は路地に入った小さな祠に納められ祀られていました。
代々引き継ぎ、大日如来さまをお守りされている谷口さん、奥田さんからお話を伺いました。
「日々、大日如来さまのお清め、お花を飾り、皆が幸せに暮らせるようにお祈りしてお守りしています。 お盆の時期の縁日(旧暦7月27~28日)には、町内の大日如来さまとお地蔵さまをお祀りしています。 大日如来さまの像を洗い清めて、新しい赤白の前垂れを着せる。赤には女の子の名前を、白には男の子の名前をそれぞれ書き、 大日如来さまの提灯を飾り付けます。 そして、和尚様に読経をお願いしています。 お寺の大日如来さまの前に集って供え物をして、お祀りしています。」