直違橋6丁目の地蔵盆(じぞうぼん)では、縁日のお盆にも近い旧暦7月22~23日に、道澄寺本堂の身の丈2メートルもある延命地蔵菩薩さまをお祀りしています。
地蔵菩薩さまの像を清めて、提灯や行灯を飾り付けて、地蔵菩薩さまの前に集って供え物をします。
子供が生まれると、その子の名前を書いた提灯を奉納し、毎年提灯を子供たちが描いて飾ります。
地蔵盆においては特に子供が地蔵菩薩さまの前に詣り、そのご加護を祈る習わしになっています。 お地蔵さまに詣った子供達には、お寺で供養の菓子などが振る舞われます。
初日朝に地蔵盆の用意をし、昼からは、町内の安全と子供達の成長を願うため和尚様による読経を、その後、子供におやつの配布、スイカ割り、夜には花火などを親子共々楽しみます。
町内全員が集い、ミカン大の大きな数珠を読経に合わせて回してゆく数珠回しは、昔ながらの京都の地蔵盆風景として、つとに有名です。
地蔵盆が終われば夏休みも終わり・・・という、子供達には嬉しくも寂しい夏のイベントです。
直違橋6丁目で昔から行われている数珠を使ったマッサージ?です。
数珠回しで使う大数珠を両手首に絡めて全身をマッサージするようにさすります。
これがとても気持ちいい。数珠のパワーをもらうような気がします。
いつ頃からどういう理由で行われているのか管理人は知らないのですが、どなたかご存知ないですか?
近隣の町内でも行われているという話を聞いたことが無く、直違橋6丁目のみで行われているのかもしれません。
他の町でもやっているとか、同じでなくても似たようなことを行っているとか、何か情報をお持ちの方はご一報ください。
読経に合わせて大数珠を回し無病息災を祈願する数珠回しは地蔵盆のラストを飾るイベントですが、最近は行うところが少なくなってきているようです。
輪になって座り、大きな数珠を回していき、大きな珠が自分のところに来た時に、少し高く上げて拝みます。
現在の6丁目の地蔵盆では大人も参加していますが、以前、子供の人数が多かった時代は、子供達だけで数珠を回していたように記憶しています。