道澄寺

 

道澄寺(どうちょうじ)

派・教義 浄土宗西山深草派

御本尊 地蔵菩薩

 

     導澄寺は、平安時代 醍醐天皇の「延喜の治」の期間に、藤原武智麻呂(南家)の5世の孫である藤原道明と道明の伯父の橘澄清が合力して建立した寺で、道澄寺の名前の謂れは、両者の名から首字一字ずつを取って寺号とした。

 道澄寺の造営は、平安時代延喜3年(903年)に始まり、極楽寺と嘉祥寺(かじょうじ)の北家の菩提寺に挟まれた形で建立された南家のお寺である。 徐々に伽藍が整えられ、延喜17年に鐘が鋳造された。(現在は奈良県五條市栄山寺にあり、国宝である。) 室町時代後期ごろに道澄寺は廃絶したと考えられている。

 現存する道澄寺は、京都市伏見区深草直違橋(すじかいばし)六丁目にあり、江戸時代中期に再興したものである。

 

参考文献:東京大学日本史学研究室紀要 第四号 2000年3月(添付)

(野村登 記)

 

http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/bitstream/2261/52204/1/nkk004003.pdf

 

 

延命地蔵

道澄寺のご本尊「延命地蔵菩薩」。

 

身の丈2メートルほどもある大きなお地蔵さまです。

 

平安時代作ともいわれています。

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                                               直違橋6丁目町内会